登録販売者:過去問[奈良]H30-3

人体の働きと医薬品【問021~030】

【問021】

小腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 小腸のうち、十二指腸に続く部分の概ね上部20%が空腸、残り約80%が回腸である。
  2. 十二指腸には、膵臓からの膵管と胆嚢からの胆管の開口部があって、それぞれ膵液と胆汁を腸管内へ送り込んでいる。
  3. 十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛に覆われている。
  4. 空腸で分泌される腸液(粘液)に、腸管粘膜上の消化酵素が加わり、消化液として働く。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問022】

呼吸器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 呼吸器は常時外気と接触する器官であり、様々な異物、病原物質の侵入経路となるため、幾つもの防御機構が備わっている。
  2. 鼻汁にはコルチゾンが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
  3. 肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動を行う。
  4. 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、気管から気管支、肺までの部分を上気道という。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問023】

リンパ系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. リンパ管には逆流防止のための弁があり、リンパ液は一定の方向に流れている。
  2. リンパ液の流れは、主に食後の胃の運動によるものである。
  3. リンパ系には、心臓のようにポンプの働きをする器官はない。
  4. リンパ節の内部には血小板が密集しており、血栓が形成されやすい。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問024】

骨と関節に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 骨組織は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の無機質からなり、タンパク質等の有機質は存在しない。
  2. 骨は生きた組織であるが、成長が停止した後は骨の新陳代謝は行われない。
  3. 赤血球や白血球、血小板は、骨髄に存在する造血幹細胞から分化することにより、体内に供給される。
  4. 骨の基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨随、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問025】

末梢神経系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 交感神経系と副交感神経系は、一方が活発になっているときには他方は活動を抑制して、効果器を制御している。
  2. 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。
  3. 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、汗腺を支配する交感神経を除き、ドパミンである。
  4. 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、γ-アミノ酪酸である。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問026】

目に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 結膜の充血では、白目の部分のみ赤くなる。
  2. 遠近の焦点調節は、主に硝子体の厚みを変化させることによって行われる。
  3. 視細胞には、色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類がある。
  4. 眼瞼は、皮下組織が少なく薄くできているため、内出血や裂傷を生じやすい。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問027】

肝臓に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、血糖値が下がったときなど、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。
  2. 肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができる。
  3. 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等を貯蔵することはできるが、ビタミンB6やビタミンB12等の水溶性ビタミンは貯蔵することができない。
  4. アルコールは、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて、一度酢酸に代謝されたのち、さらに代謝されてアセトアルデヒドになる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問028】

耳に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 内耳は、聴覚器官である前庭と、平衡器官である蝸牛の2つの部分からなる。
  2. 耳垢は、内耳にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃や内耳上皮の老廃物などが混じったものである。
  3. 耳は、聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。
  4. 小さな子供は、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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【問029】

大腸に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。
  2. 通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌
    の死骸(10~15%)が含まれ、水分は約5%に過ぎない。
  3. 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
  4. 大腸では消化はほとんど行われない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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【問030】

医薬品の吸収、代謝、排泄に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 鼻腔の粘膜に医薬品を適用する場合、その成分は循環血液中に移行しないため、一般用医薬品には全身作用を目的とした点鼻薬はない。
  2. 医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり、作用が現れたり、あるいは体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化する。
  3. 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受ける。
  4. 医薬品の有効成分の母乳中への移行は、体内からの消失経路としての意義は小さいが、乳児に対する副作用の発現という点で、軽視することはできない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

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