登録販売者:過去問[奈良]H29-7

主な医薬品とその作用【問061~070】

【問061】

次の表は、あるかぜ薬の配合成分の一覧である。

<4カプセル中>
イソプロピルアンチピリン ― 300mg
アセトアミノフェン ― 450mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― 7.5mg
ジヒドロコデインリン酸塩 ― 12mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 ― 60mg
カンゾウエキス末 ― 118mg(原生薬として983mg)
無水カフェイン ― 75mg

このかぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. イソプロピルアンチピリンは、発熱を鎮めることを目的として配合されている。
  2. クロルフェニラミンマレイン酸塩は、痰の切れを良くすることを目的として配合されている。
  3. ジヒドロコデインリン酸塩は、咳を抑えることを目的として配合されている。
  4. dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、抗ヒスタミン作用を有し、くしゃみや鼻汁を抑えることを
    目的として配合されている。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問062】

次の記述は苓桂朮甘湯に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの立ちくらみ、めまい、頭痛、
耳鳴り、動悸、息切れ等に適すとされている。( a )作用が期待される生薬は含まれず、主に( b )作用により、
水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼
とする。
構成生薬は( c )を含む。

No a b c
1 強心 利尿 ダイオウ
2 強心 利尿 カンゾウ
3 鎮静 利尿 センナ
4 利尿 強心 ダイオウ
5 鎮静 強心 カンゾウ

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問063】

解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における
    抗炎症作用は期待できない分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もある。
  2. アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)には、血液を凝固しやすくさせる作用がある。
  3. シャクヤクは、ボタン科のシャクヤクの根を基原とする生薬で、鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられる。
  4. ボウイは、フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたもの
    を基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問064】

次の表は、ある解熱鎮痛薬の配合成分の一覧である。

<2錠中>
イブプロフェン ― 144mg
エテンザミド ― 84mg
ブロモバレリル尿素 ― 200mg
無水カフェイン ― 50mg
乾燥水酸化アルミニウムゲル ― 66.7mg

この解熱鎮痛薬を販売するにあたって確認すべき事項に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. イブプロフェンは、出産予定日12週以内の妊婦については服用しないこととされているため、使用者が妊婦の場合、出産予定日について確認する。
  2. エテンザミドは、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しては
    使用を避ける必要があるため、使用者の症状及び年齢を確認する。
  3. ブロモバレリル尿素は、胎児に障害を引き起こす可能性があるため、使用者が妊娠していないか確認する。
  4. 乾燥水酸化アルミニウムゲルが配合されており、肝臓病の診断を受けた人ではアルミニウムの
    排泄が遅れたり、体内に貯留しやすくなるため、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされているかどうか確認する。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問065】

主たる有効成分としてジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されている睡眠改善薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 小児及び若年者では、眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
  2. 脳内におけるヒスタミンの働きを抑え、眠気を促す。
  3. 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害も適用対象の一つである。
  4. 慢性的な不眠症状がある人を対象としている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問066】

カフェインに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量は、カフェインとして200mg、1日摂取量は
    500mgが上限とされている。
  2. かぜ薬やアレルギー用薬を使用したことによる眠気を抑えるためにカフェインが配合された眠気防止薬を使用するのは適切でない。
  3. カフェインは乳汁中には移行しないので、授乳期間中の女性が服用してもその母乳を飲む乳児には影響がない。
  4. 尿量の増加(利尿)をもたらす作用がある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問067】

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. ジフェニドール塩酸塩は、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として配合されている。
  2. ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑えることを目的として配合されている。
  3. スコポラミン臭化水素酸塩は、中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させることを目的として配合されている。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問068】

小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。
  2. 小建中湯は、体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、
    冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、
    小児夜尿症、夜なきに適すとされる。
  3. ジャコウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。
  4. カンゾウについては、小児の疳を適応症とする生薬製剤では主として健胃作用を期待して用いられている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問069】

次の呼吸器官に作用する薬の配合成分のうち、麻薬性鎮咳成分を1つ選びなさい。

  1. ジメモルファンリン酸塩
  2. コデインリン酸塩
  3. カルボシステイン
  4. クロペラスチン塩酸塩
  5. ブロムヘキシン塩酸塩

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問070】

口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 用時水で希釈して使用するうがい薬は、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。
  2. 噴射式の液剤は、口腔の奥まで届くよう、息を吸いながら噴射することが望ましい。
  3. ポビドンヨードは、細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる。
  4. クロルヘキシジン塩酸塩は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促すことを目的として用いられる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

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