人体の働きと医薬品【問021~030】
【問021】
肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6やB12 等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
- ヘモグロビンが分解して生じたアンモニアは、肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉塞
などを起こすとアンモニアが循環血液中に滞留して、黄疸を生じる。 - アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアは、肝臓において酢酸へと代謝される。
- アルコールによる二日酔いの症状は、肝臓で代謝されて生じた中間代謝物である尿素の
毒性によるものと考えられている。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は3番です
【問022】
目に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
- 水晶体の前には虹彩があり、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。
- わずかな光でも敏感に反応する視細胞が、光を感じる反応には、ビタミンDが不可欠である。
- 結膜は、眼瞼(まぶた)の裏側と眼球前方の強膜(白目の部分)とを結ぶように覆って組織を保護している。
- 角膜と水晶体の間は、涙液で満たされ、角膜に一定の圧を生じさせている。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は2番です
【問023】
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 鼻腔内に物理的又は化学的な刺激を受けると、反射的にくしゃみが起きて激しい呼気とともに刺激の原因物を排出しようとする。
- 咽頭の後壁にある扁桃は、リンパ組織が集まってできており、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
- 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支という。
- 肺胞の壁は非常に薄くできていて、周囲を毛細血管が取り囲んでおり、この壁を介してガス交換が行われる。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
5 | 正 | 正 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は5番です
【問024】
大腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 大腸の腸内細菌は、生体の細胞膜の酸化予防や過酸化脂質の抑制に必要なビタミンK等を産生している。
- 腸内細菌による発酵で、糞便の臭気の元となる物質やメタン、二酸化炭素等のガスが生成される。
- 大腸は、栄養分の吸収に重要な器官であるため、内壁の表面積を大きくする構造を持つ。
- 大腸では、水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われている。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は4番です
【問025】
外皮系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
- 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層からなり、表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
- 皮膚の色は、メラニン色素によるものであり、皮膚組織が太陽光の紫外線によって損傷を受ける
とメラニン色素の産生が阻害されて、皮膚組織は白色を呈する。 - 皮膚の主な機能は、身体の維持と保護、体水分の保持、熱交換、外界情報の感知である。
- 汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の2種類があり、アポクリン腺は手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は2番です
【問026】
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB6の吸収に重要な役割を果たしている。
- ペプシノーゲンは、胃酸によってタンパク質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
- 小腸の運動によって、内容物が消化液(膵液、胆汁、腸液)と混和されながら大腸へと送られ、その間に消化と栄養分の吸収が行われる。
- 十二指腸の彎曲部には、膵臓からの膵管と胆嚢からの胆管の開口部があって、それぞれ膵液
と胆汁を腸管内へ送り込んでいる。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は4番です
【問027】
循環器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 体液(血液やリンパ液)を体内に循環させ、酸素、栄養分等を全身の組織へ送り、老廃物を排泄器官へ運ぶための器官系である。
- 血小板は、損傷した血管からの血液の流出を抑える仕組みにおいて重要な役割を担っている。
- リンパ液の流れは、主に骨格筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
- 体内で発生した温熱が、血液の循環によって、体表、肺、四肢の末端等に分配され、全身の温度をある程度均等に保つのに役立っている。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 正 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は3番です
【問028】
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
- 腎臓は、内分泌腺としての機能をもち、骨髄における赤血球の産生を促進させるホルモンを分泌する。
- 腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
- 腎臓には、心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れており、血圧を一定範囲内に保つ役割を担っている。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
5 | 正 | 正 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は4番です
【問029】
口腔に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 歯冠の表面は、エナメル質で覆われ、体で最も硬い部分となっている。
- 舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。
- 唾液は、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用がある。
- 唾液によって口腔内は、pHがアルカリ性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は1番です
【問030】
耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。
- 小さな子供の耳管は、太く短く、走行は水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が入りやすく感染が起こりやすい。
- 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分であり、前庭は、体の回転や傾きを感知する部分である。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成28年出題地域試験問題より引用
正解はコチラ
正解は1番です