主な医薬品とその作用【問081~090】
【問081】
胃腸鎮痛鎮痙薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)は、抗コリン成分と同様に胃液分泌を抑える作用を有する。
- ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがある。
- 抗コリン成分が副交感神経系の働きを抑える作用は、消化管に限定されないため、縮瞳、口渇、排尿困難等
の副作用が現れることがある。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 誤 |
3 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 誤 | 誤 |
5 | 正 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は2番です
【問082】
高コレステロール改善薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであり、ウエスト周囲径(腹囲)を
減少させるなどの痩身効果も目的とする医薬品である。 - ビタミンB2は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進
する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。 - リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステル
を形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を抑制する効果を期待して用いられる。 - 血液中の低密度リポ蛋白質が多く、高密度リポ蛋白質が少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側
に偏ることにより、心臓病や肥満等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は5番です
【問083】
貧血用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
- 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある。
- 鉄製剤は、鉄欠乏性貧血に対して不足している鉄分を補充し、造血機能の回復を図る医薬品である。
- 鉄製剤は、消化器系への副作用がないので、鉄分の吸収が高い食前に服用することが望ましい。
- 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なビタミンである。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は1番です
【問084】
外用痔疾用薬の配合成分とその配合目的との関係について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
(配合成分) | (配合目的) | |
---|---|---|
a | アラントイン | 組織修復 |
b | タンニン酸 | 収斂保護止血 |
c | グリチルレチン酸 | 局所麻酔 |
d | 塩酸リドカイン | 抗炎症 |
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は1番です
【問085】
婦人薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- シャクヤクは、鎮痛・鎮痙作用を期待して用いられる。
- オウレンは、胃腸症状に対する効果を期待して用いられる。
- サンソウニンは、利尿作用を期待して用いられる。
- センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する作用を期待して用いられる。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は4番です
【問086】
点眼薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
- 点眼薬の容器に記載されている使用期限内であれば、開封又は未開封にかかわらず品質は保証されるものである。
- 一般用医薬品の点眼薬の適応症には、緑内障が含まれている。
- 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるのがよい。
- 点眼薬は、通常、無菌的に製造されている。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は4番です
【問087】
点眼薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- スルファメトキサゾールは、細菌感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の
改善を目的として用いられる。 - ナファゾリン塩酸塩(塩酸ナファゾリン)は、結膜を通っている血管を拡張させて目の充血を
除去することを目的として配合されている。 - コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(コンドロイチン硫酸ナトリウム)は、結膜や角膜の
乾燥を防ぐことを目的として配合されている。 - ネオスチグミンメチル硫酸塩(メチル硫酸ネオスチグミン)は、毛様体におけるアセチルコリンの
働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は1番です
【問088】
ヨウ素系殺菌消毒薬に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 活性酸素の酸化効果により、殺菌消毒作用を示す。
- 細菌や真菌の蛋白質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを
目的として用いられる。 - 黄色の色素で、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌、
真菌、ウイルスに対しては効果がない。 - 酸化作用により、結核菌を含む細菌、真菌、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は4番です
【問089】
外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 貼付剤やパップ剤は、患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態で貼付すると、有効成分の浸透性
が低下するほか、剥がれやすくもなるため十分な効果が得られない。 - 塗り薬(軟膏剤、クリーム)は、容器から直接指に取り、患部に塗布したあと、また同じ指に取ること
を繰り返して使用することが望ましい。 - 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に
用いるのが効果的とされている。 - 噴霧剤やエアゾール剤は、患部に十分な薬剤が浸透するように至近距離から噴霧し、連続して噴霧
する時間は15秒以上とすることが望ましい。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は3番です
【問090】
皮膚に用いる薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- オキシコナゾール硝酸塩(硝酸オキシコナゾール)は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生
を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。 - インドメタシンは、喘息の副作用を引き起こす可能性がある。
- オキシドール(過酸化水素水)は、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、結核菌、真菌などに対する殺菌消毒
作用を示すが、ウイルスに対しては効果がない。
No | a | b | c |
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1 | 正 | 誤 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 誤 |
3 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 正 | 誤 |
5 | 正 | 誤 | 誤 |
※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用
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正解は4番です