登録販売者:過去問[奈良]H24-9

主な医薬品とその作用【問081~090】

【問081】

動悸、息切れ、気つけに関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 心臓の働きが増強して体の各部への酸素の供給が過剰になると、呼吸運動を
    抑えて取り込む空気の量を減らすことでそれを除こうとして、息切れが起こる。
  2. 気つけとは、心臓の働きの低下による一時的なめまい、立ちくらみ等の症状に
    対して、意識をはっきりとさせる効果や活力を回復させる効果のことである。
  3. 動悸とは、心臓の拍動が弱く若しくは遅くなり、又は脈拍が乱れ、それが
    不快に感じられることをいう。
  4. 女性は、貧血や更年期に生じるホルモンバランスの乱れなどによって動悸や
    息切れが起こることがある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問082】

次の記述は、血中コレステロールに関するものである。( )にあてはまる
字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。ただし、2ヵ所の( b )と( c )には
それぞれ同じ字句が入る。

コレステロールは細胞の構成成分であるとともに、( a )の産生に重要な物質でもある。
低密度リポ蛋白質(LDL)は、コレステロールを( b )から( c )へと運ぶリポ蛋白質で
あり、高密度リポ蛋白質(HDL)は、コレステロールを( c )から( b )へと運ぶリポ蛋白質である。

No a b c
1 胃酸 肝臓 末梢組織
2 胃酸 末梢組織 肝臓
3 胆汁酸 末梢組織 肝臓
4 胆汁酸 肝臓 末梢組織

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問083】

次の医薬品成分のうち、貧血用薬の有効成分として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. フマル酸第一鉄
  2. 硫酸コバルト
  3. 硫酸マグネシウム水和物(硫酸マグネシウム)
  4. タンニン酸ベルベリン
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問084】

ユビデカレノンに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 一般用医薬品のユビデカレノンは、軽度な心疾患により日常生活の身体活動を
    少し越えたときに起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。
  2. 摂取された栄養素からエネルギーが産生される際に、ビタミンCとともに働く。
  3. エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分であり、別名コエンザイムQ10とも呼ばれる。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問085】

次の記述は、生薬に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものを1つ選びなさい。

泌尿器用薬に用いられる、( )は、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が
抗菌作用を示し、残尿感や排尿に際して不快感のあるものに用いられる。

  1. ブクリョウ
  2. カゴソウ
  3. ウワウルシ
  4. モクツウ

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問086】

婦人薬に配合される女性ホルモン成分に関する記述の正誤について、正しい
組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 膣粘膜又は外陰部に適用された女性ホルモン成分は、適用部位から吸収
    されるが、循環血液中に移行することはない。
  2. 女性ホルモン成分の長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、
    乳がんや脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある。
  3. 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告
    されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問087】

次の眼科用薬に配合される医薬品成分のうち、コリンエステラーゼの働きを
抑える作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する
目的で配合されるものを1つ選びなさい。

  1. ネオスチグミンメチル硫酸塩(メチル硫酸ネオスチグミン)
  2. スルファメトキサゾール
  3. 塩酸テトラヒドロゾリン
  4. アラントイン

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問088】

アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)に用いられる成分に関する記述のうち、
正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. ジフェンヒドラミンは乳汁に移行しないため、この成分を含む製品は
    授乳中の女性でも使用することができる。
  2. ブロメラインは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合される。
  3. クレマスチンフマル酸塩(フマル酸クレマスチン)は、交感神経系を刺激して
    鼻粘膜の血管を収縮させることによって、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。
  4. ベラドンナ総アルカロイドは、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合される。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問089】

眼科用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 点眼薬を一定期間使用して症状の改善がみられない場合であっても、使用を
    継続する必要がある。
  2. 洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、埃や汗が目に入ったとき等)に
    用いられるもので、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。
  3. 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものもある。
  4. 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、
    コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問090】

鼻炎用点鼻薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 鼻炎用点鼻薬には、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすおそれのある成分も
    配合されていることから長期連用は避けることとされており、3日位使用しても症状の改善
    がみられない場合には、医療機関を受診することが望ましい。
  2. クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞から遊離されたヒスタミンの働きを
    抑え、鼻アレルギー症状を緩和することを目的として配合されている。
  3. 塩酸テトラヒドロゾリンは、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。
  4. 蓄膿症は、一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の適用対象となっていない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

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