1. 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。
2. 運動器官とされる筋組織は、骨格筋である。
3. 関節を動かす骨格筋は、関節を構成する骨に腱を介してつながっている。
4. 心筋は、心臓壁にある筋層を構成する筋組織で、筋線維には骨格筋のような横縞模様がある随意筋であり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 延髄は、自律神経系やホルモン分泌等の調節機能を担っている。
2. 脊髄は、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。
3. 末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う体性神経系に分類される。
4. エクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが神経伝達物質として放出されるが、アポクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではアセチルコリンが神経伝達物質として放出される。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 代謝とは、物質が体内で化学的に変化することであり、有効成分も循環血液中へ移行して体内を循環するうちに徐々に代謝を受ける。
2. 小腸の消化管粘膜には、医薬品の代謝活性がないことが知られている。
3. 腎機能が低下した人では、正常な人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなることがある。
4. 多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、その複合体は腎臓で濾
   過されやすいため、有効成分が循環血液中に留まりにくく、作用が低下する原因となる。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ａ、ｄ） ４（ｂ、ｃ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 一度に大量の医薬品を摂取しても、ある血中濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、薬効は頭打ちとなるが、有害な作用（副作用や毒性）は現れやすくなる。
2. 全身作用を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、その有効成分の血中濃度が有効域に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められている。
3. 血中濃度はある時点でピークに達した後に低下するが、これは吸収・分布の速度が代謝・排泄の速度を上回るためである。
4. 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその対象である器官や組織中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 間質性肺炎は、医薬品の使用開始から短時間（１時間以内）で起きることが多い。
2. 間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細血管の間のガス交換効率が低下して血液に酸素を十分取り込むことができず、体内は低酸素状態になる。
3. これまでに医薬品で喘息発作を起こしたことがある人は重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
4. 喘息の原因となる医薬品には、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症成分を含む解熱鎮痛薬がある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 低身長、低体重など体表面積が小さい者や高齢者で生じやすい。
2. 症状として、血圧低下、筋肉痛、喉の渇き、倦怠感等を生じる。
3. 体内に塩分（ナトリウム）と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる。
4. 複数の医薬品や、医薬品と食品の間の相互作用によって起きることがある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

黄疸とは、（ ａ ）が（ ｂ ）中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。また、過剰となった血液中の（ ａ ）が尿中に排出されることにより、尿の色が（ ｃ ）なることもある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等の精神神経症状を生じることがある。
2. 精神神経症状は、通常の医薬品の用法・用量で発生することはない。
3. 医薬品の副作用を原因とする無菌性髄膜炎は、過去に軽度の症状を経験した人では、同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合がある。
4. 医薬品の長期連用や過量服用などの不適正な使用によって、倦怠感や虚脱感等を生じることがあるため、医薬品の販売等に従事する専門家は、販売する医薬品の使用状況にも留意する必要がある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用