1. 収斂成分を主体とする止瀉薬は、腸の運動を鎮める作用があり、細菌性の下痢や食中毒のときの下痢症状を鎮めるのに適している。
2. 次硝酸ビスマスは、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
3. ロペラミド塩酸塩は、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。
4. 腸内殺菌成分の入った止瀉薬は、下痢の症状が出る前に服用することが望ましい。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 一般用医薬品の使用中に原因が明確でない下痢や便秘を生じた場合は、安易に止瀉薬や瀉下薬によって症状を抑えようとせず、その医薬品の使用を中止して、医師や薬剤師などの専門家に相談するよう説明すべきである。
2. 過敏性腸症候群の便通障害のように下痢と便秘が繰り返し現れるものもあり、症状が長引くような場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
3. 下痢に発熱を伴う場合は、安易に止瀉薬を用いて症状を一時的に鎮めようとするのでなく、早期に医療機関を受診して原因の特定、治療をすべきである。
4. 瀉下薬が手放せなくなっているような慢性の便秘については、漫然と継続使用するよりも、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。
2. 食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って、駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用することとされているものが多い。
3. パモ酸ピルビニウムは、水に溶けにくいため消化管からの吸収は少ないとされているが、ヒマシ油との併用は避ける必要がある。
4. ピぺラジンリン酸塩は、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

心臓は、血液を全身に循環させるポンプの働きを担っているが、通常、（ ａ ）によって無意識のうちに調整がなされており、激しい運動をしたり、興奮したときなどの動悸や息切れは、正常な健康状態でも現れる。
ロクジョウは、（ ｂ ）に作用して、その収縮力を（ ｃ ）作用を期待して用いられる生薬である。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. ジャコウは、強心作用を期待して用いられる生薬である。
2. センソが配合された錠剤は、効果を高めるために口中で噛み砕いて服用する必要がある。
3. 苓桂朮甘湯は、強心作用が期待される生薬は含まれず、主に利尿作用がある。
4. ゴオウは、末梢血管の収縮による血圧上昇や興奮作用がある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

この２種類の高コレステロール改善薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

1. 高コレステロール改善薬Ａは、腸管におけるコレステロールの吸収を抑えたり、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害を緩和する作用がある。
2. 高コレステロール改善薬Ａは、悪心や胃部不快感等の副作用が現れることがある。
3. 高コレステロール改善薬Ｂを服用すると尿が黄色くなることがあるので、その場合はすぐに使用を中止する必要がある。
4. 高コレステロール改善薬は、一般に痩身効果を目的とする医薬品でもある。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要な（　　）の産生に不可欠なミネラルである。鉄分の摂取不足を生じても、初期には貯蔵鉄や血清鉄が減少するのみで（　　）量自体は変化せず、ただちに貧血の症状は現れない。しかし、持続的に鉄が欠乏すると、（　　）が減少して貧血症状が現れる。

1. グロブリン
2. アルブミン
3. ヘモグロビン
4. フィブリン
5. マクロファージ

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 貧血用薬は、消化器系への副作用を軽減するため、食前に服用することが望ましい。
2. コバルトは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンＢ１２の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。
3. ビタミンＢ６は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
4. 貧血用薬の主な副作用として、悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢等の胃腸障害が知られている。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. β－カロテン
2. タンニン酸
3. リノール酸
4. 葉酸
5. アスコルビン酸

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. コウカは、末梢の血行を促してうっ血を除く作用があるとされる。
2. ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示すとされる。
3. ルチンは、ニコチン酸を遊離させ、そのニコチン酸の働きによって、末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
4. 七物降下湯は、生薬成分であるダイオウを含み、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、だらだら出血が長引いている人では激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用