登録販売者:過去問[福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄共通]令和5-9

主な医薬品とその作用【問081~090】

登録販売者の試験問題について、福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄は出題内容が共通です。

【問081】

点鼻薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. ナファゾリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を弛緩させることにより、鼻粘膜の腫れを和らげる。
  2. クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を促進し、アレルギーの症状を緩和する。
  3. ベンザルコニウム塩化物は、陽性界面活性成分で、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。
  4. リドカイン塩酸塩は、局所麻酔成分である。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問082】

鼻炎用点鼻薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、アドレナリン作動成分が配合された一般用医薬品の点鼻薬を使用することにより対処を図ることが適当である。
  2. アドレナリン作動成分は、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすことがある。
  3. 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、アレルギー性鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎、蓄膿症等である。
  4. スプレー式鼻炎用点鼻薬は、噴霧後に鼻汁とともに逆流する場合があるので、使用前に鼻をよくかんでおく。

1.(a,b) 2.(a,c) 3.(b,d) 4.(c,d)

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問083】

点眼薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 点眼薬は、通常、無菌的に製造されている。
  2. 防腐剤(ベンザルコニウム塩化物)を含む点眼薬は、ソフトコンタクトレンズを装着したまま使用しても問題ない。
  3. 薬液に雑菌が混入しないようにするため、点眼の際は、容器の先端が眼瞼(まぶた)や睫毛(まつげ)に触れないように注意する。
  4. 薬液を結膜嚢内に行き渡らせるためには、点眼後に目頭を押さえると効果的である。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問084】

眼科用薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. サルファ剤は、ウイルスや真菌の感染に対して効果がある。
  2. ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。
  3. ベルベリン硫酸塩は、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を期待して配合される。
  4. 涙液の主成分は、ナトリウムやカリウム等の電解質であるため、配合成分として塩化ナトリウム等が用いられる。

1.(a,b) 2.(a,c) 3.(b,d) 4.(c,d)

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問085】

眼科用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. グリチルリチン酸二カリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として配合される。
  2. イプシロン-アミノカプロン酸は、目の炎症を改善する効果を期待して配合される。
  3. アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合される。
  4. プラノプロフェンは、眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を期待して配合される。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問086】

皮膚に用いる薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 表皮の角質層が柔らかくなることで、有効成分が浸透しやすくなることから、外皮用薬は、入浴後に用いるのが効果的とされる。
  2. 火傷や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒を目的とする製品は、医薬部外品として製造販売されている。
  3. 貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれを生じやすい。
  4. スプレー剤やエアゾール剤を使用する場合、患部から十分離して、10秒以上同じ部位に連続して噴霧することが望ましい。

1.(a,b) 2.(a,c) 3.(b,d) 4.(c,d)

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問087】

殺菌消毒成分及びその製品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. オキシドールの殺菌消毒作用には持続性があり、組織への浸透性が高い。
  2. ヨードチンキは、皮膚への刺激性が強く、粘膜や目の周りへの使用は避ける必要がある。
  3. クロルヘキシジングルコン酸塩は、一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
  4. ベンザルコニウム塩化物は、石けんとの混合によって殺菌消毒効果が高くなる。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問088】

皮膚に用いる薬の配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. カプサイシンは、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて、患部の血行を促す効果が期待されている。
  2. 酸化亜鉛は、患部が浸潤又は化膿している場合に、皮膚を保護するために用いられる。
  3. ヘパリン類似物質は、血液凝固を抑える働きがある。
  4. イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問089】

皮膚に用いられる薬に配合される抗菌成分及び抗真菌成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. バシトラシンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
  2. スルファジアジンは、細菌のタンパク質合成を阻害することにより、抗菌作用を示す。
  3. ウンデシレン酸は、患部を酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を抑える。
  4. ピロールニトリンは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げ、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問090】

毛髪用薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. カルプロニウム塩化物は、頭皮の血管を収縮し、炎症を抑えることによる発毛効果を期待して用いられる。
  2. ヒノキチオールは、精油成分で、抗菌、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
  3. エストラジオール安息香酸エステルは、女性ホルモン成分の一種で、妊婦又は妊娠していると思われる女性でも使用できる。
  4. カシュウは、タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。

1.(a,b) 2.(a,c) 3.(b,d) 4.(c,d)

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です