1. 食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が逆流しないように防いでいる。
2. 胃で分泌されるペプシノーゲンは、胃酸によりペプシンとなって、脂質を消化する。
3. 小腸は全長６～７ｍの臓器で、十二指腸、回腸、盲腸の３部分に分かれる。
4. 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維（難消化性多糖類）を発酵分解する。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸で再吸収されて肝臓に戻る。
2. 胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のグロブリンが分解された老廃物である。
3. 小腸で吸収されたブドウ糖は、肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
4. 胆管閉塞によりビリルビンが循環血液中に滞留すると、黄疸を生じる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 気道は上気道、下気道に分けられ、気管は上気道に含まれる器官である。
2. 喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は、線毛上皮で覆われている。
3. 横隔膜や肋間筋によって、肺が拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
4. 肺胞の壁を介して、二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 四肢を通る動脈には、内腔に向かう薄い帆状のひだが一定間隔で存在する。
2. 血管壁の収縮と弛緩は、自律神経系によって制御される。
3. 心室には、血液を送り出す側には弁があるが、取り込む側には弁がない。
4. 血管系は閉鎖循環系であるのに対して、リンパ系は開放循環系である。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や白血球の量で決まる。
2. アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがある。
3. 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約１０％を占める。
4. リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むと、マクロファージと呼ばれる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 眼瞼（まぶた）は、物理的・化学的刺激から目を防護するために、皮下組織が多く厚くできていて、内出血や裂傷を生じにくい。
2. 角膜と水晶体の間は、組織液（房水）で満たされ、眼圧を生じさせている。
3. 雪眼炎は、赤外線に眼球が長時間曝されることにより、角膜の上皮が損傷を起こした状態である。
4. 視細胞が光を感じる反応にはビタミンＤが不可欠であるため、ビタミンＤが不足すると夜間の視力が低下する夜盲症を生じる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
2. 鼻腔粘膜に炎症が起きて腫れた状態を鼻炎といい、鼻閉（鼻づまり）や鼻汁過多などの症状が生じる。
3. 中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分であり、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
4. 内耳は、平衡器官である蝸牛と聴覚器官である前庭の２つの部分からなり、いずれも内部はリンパ液で満たされている。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 皮膚の主な機能は、身体の維持と保護，体水分の保持、熱交換及び外界情報の感知である。
2. 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織からなり、このうち皮下組織は、角質細胞と細胞間脂質で構成されている。
3. メラニン色素は、真皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
4. 体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は手のひらや足底、脇の下、顔面などの限られた皮膚に生じる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

骨は生きた組織であり、（ ａ ）と骨形成が互いに密接な連絡を保ちながら進行し、これを繰り返すことで（ ｂ ）が行われる。骨組織の構成成分のうち、（ ｃ ）は、骨に硬さを与える役割をもつ。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 中枢神経系は脳と脊髄から構成され、脳は脊髄と延髄でつながっている。
2. 脳における血液の循環量は、心拍出量の約１５％、ブドウ糖の消費量は全身の約２５％、酸素の消費量は全身の約２０％と多い。
3. 末梢神経系は、脳や脊髄から体の各部に伸びており、体性神経系と自律神経系に分類されている。
4. 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなり、各臓器・器官でそれぞれの神経線維の末端から神経伝達物質と呼ばれる生体物質を放出している。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用