登録販売者:過去問[茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野共通]令和5-8

主な医薬品とその作用【問071~080】

登録販売者の試験問題について、茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野は出題内容が共通です。

【問071】

次の表は、ある鎮咳去痰薬に含まれている成分の一覧である。

成人1日量(12錠)
コデインリン酸塩水和物(リン酸コデイン) 50mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 75mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 12mg
無水カフェイン 60mg
セネガ乾燥エキス 89.82mg
(原生薬換算量) (1500mg)

この鎮咳去痰薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. コデインリン酸塩水和物は、胃腸の運動を低下させる作用を示し、副作用として便秘が現れることがある。
  2. 一般用医薬品に含まれるコデインリン酸塩水和物に、依存性はない。
  3. dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、肥満細胞から 遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
  4. クロルフェニラミンマレイン酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問072】

センソに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 微量で強い強心作用を示し、配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕いて服用することとされている。
  2. ヒキガエル科のアジアヒキガエル等の耳腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬である。
  3. 一般用医薬品では、通常用量であれば、悪心(吐きけ)、嘔吐の副作用が現れることはない。
  4. 一般用医薬品では、1日用量が5mg 以下となるよう用法・用量が定められている。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問073】

強心薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せどれか。

  1. ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物 を基原とする生薬であり、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。
  2. ロクジョウは、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
  3. リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問074】

高コレステロール改善薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
  2. 大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
  3. ビタミンEは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされる。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問075】

貧血及び貧血用薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 鉄分の摂取不足が生じても、初期には貯蔵鉄や血清鉄が減少するのみで、ただちに貧血の症状は現れない。
  2. ビタミンB6は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを主な目的として用いられる。
  3. ビタミンB12 が不足して生じる巨赤芽球貧血は、悪性貧血と呼ばれる。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問076】

婦人薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. エチニルエストラジオールは、長期連用することにより、血栓症を生じるおそれがある。
  2. エチニルエストラジオールを含有する婦人薬において、外用薬は製造販売されていない。
  3. モクツウは、滋養強壮作用を目的として配合されている場合がある。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問077】

内服アレルギー用薬に含まれている成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. フェキソフェナジン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。
  2. メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
  3. フェニレフリン塩酸塩は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分として用いられる。
  4. ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されて いる場合がある。

1(a、b)2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問078】

パーキンソン病の治療のために医療機関でセレギリン塩酸塩を処方されて治療を受けている人が鼻炎用内服薬を探し、医薬品の販売業の店舗に来店した。 セレギリン塩酸塩等のモノアミン酸化酵素阻害剤と併用することで、副作用が現れやすくなる恐れが高く、使用を避ける必要がある鼻炎用内服薬の配合成分は次のうちどれか。

  1. ロラタジン
  2. プソイドエフェドリン塩酸塩
  3. ベラドンナ総アルカロイド
  4. トラネキサム酸
  5. ジフェンヒドラミン塩酸塩

※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問079】

鼻に用いる薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。
  2. ベンザルコニウム塩化物は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、結核菌、ウイルスに殺菌消毒効果がある。
  3. 鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウムが配合されている場合がある。
  4. 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎の他、蓄膿症などの慢性のものがある。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問080】

一般用検査薬に関する 次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 専ら疾病の予防に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されることのないものを体外診断用医薬品という。
  2. 体外診断用医薬品は、全て一般用検査薬であり、薬局又は医薬品の販売業(店舗販売業、配置販売業)において取り扱うことが認められている。
  3. 一般用検査薬を販売するときは、検査項目によっては、プライバシーに配慮した形で製品の説明を行うことが望ましい。
  4. 一般用検査薬 が高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。
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※登録販売者 令和5年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です