1. ペプシンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素であるペプシノーゲンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
2. 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンＢ 12の吸収に重要な役割を果たしている。
3. 胃は、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が 弛緩し、容積が拡がる。
4. 胃内に滞留する内容物の滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 歯冠の表面は象牙質で覆われ、体で最も硬い部分となっている。
2. 唾液によって口腔内はｐＨがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
3. 嚥下された飲食物は、食道の運動によるものではなく、重力によって胃に落ち込む。
4. 胃液が食道に逆流すると、むねやけが起きる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 肝機能障害や胆管閉塞などを起こすと、ビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸を生じる。
2. 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
3. アルコールは、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて乳酸となる。
4. 必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 血液全体の約40％を占め、赤い血色素であるヘモグロビンを含む。
2. ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素が多く二酸化炭素の少ないところで酸素分子を放出する性質がある。
3. 赤血球はリンパ節で産生される。
4. 赤血球の数が少なすぎると、血液は酸素を十分に供給できず、貧血症状が現れる。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 脾臓にはリンパ球が増殖、密集するリンパ組織があり、血流中の細菌やウイルス等に対する免疫応答に関与する。
2. リンパ液の流れは主に平滑筋の収縮によるものであり、流 速は血流に比べて緩やかである。
3. 古くなって柔軟性が失われた赤血球は、脾臓の組織に存在するマクロファージによって壊される。
4. リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージが密集していて、リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、ここで免疫反応によって排除される。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 筋組織は筋細胞（筋線維）とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。
2. 骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様（横紋）が見えるので横紋筋とも呼ばれる。
3. 骨格筋は、血管壁、膀胱等に分布し、強い収縮力と持久力を兼ね備えて いる。
4. 随意筋は体性神経系（運動神経）で支配されるのに対して、不随意筋は自律神経系に支配されている。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 脊髄は脳と末梢の間で刺激を伝えており、末梢からの刺激はすべて脳を介している。
2. 脳の血管は末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が低く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しやすい。
3. 小児では血液脳関門が未発達のため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。
4. 脳は、知覚、運動、記憶、情動、意思決定等の働きを行っている。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ａ、ｄ） ４（ｂ、ｃ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 骨には造血機能があり、主に胸骨、肋骨、脊椎、骨盤、大腿骨などの骨髄が担っている。
2. 骨は、 骨の成長が停止するまでの間に限り、破壊（骨吸収）と修復（骨形成）とが互いに密接な連絡を保ちながら進行し、骨の新陳代謝が行われる。
3. 骨組織を構成する有機質（タンパク質及び多糖 体 ）は骨に硬さを与え、無機質（炭酸カルシウム等）は骨の強靱さを保つ。
4. 骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層（関節軟骨）に覆われており、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 視細胞が光を感じる反応には、ビタミンＤが不可欠であるため、ビタミンＤが不足すると夜間視力の低下（夜盲症） を生じる。
2. 眼瞼は、むくみ（浮腫）等、全身的な体調不良の症状が現れにくい部位である。
3. 涙液には、ゴミや埃等の異物が目に入ったときに洗い流す働きや、角膜や結膜を感染から防御する働きがある。
4. 角膜と水晶体の間は、組織液（房水）で満たされ、眼内に一定の圧（眼圧）を生じさせてい る。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用

1. 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。
2. 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、ノルアドレナリンである。
3. 副交感神経系が交感神経系より優位に働いたとき、気管及び気管支が収縮する。

※登録販売者　令和５年出題地域試験問題より引用