医薬品の使用上の注意等において、幼児という場合には、おおよその目安として、（ ）未満をいう。

1. 1歳
2. 3歳
3. 6歳
4. 7歳
5. 12歳

1. 一般用医薬品は、家庭における常備薬として購入されることが多いため、経時変化による
   品質の劣化は起こさない。
2. 医薬品は、剤型や包装形態にかかわらず、開封して使用を開始した後も、表示してされている
   「使用期限」まで品質が保証される。
3. 医薬品は、適切な保管・陳列がなされなければ、効き目が低下したり、人体に好ましくない
   作用をもたらす物質を生じることがある。

一般用医薬品の役割としては、（ a ）疾病に伴う症状の改善、生活の質（QOL）の改善・向上などがあり、
医療機関での（ b ）体調の不調や疾病の初期段階、あるいは日常において、（ c ）疾病の診断、治療若しくは
予防又はQOLの改善・向上を図ることを目的としている。

1. 激しい腹痛があるなど、症状が重いときでも、まず、一般用医薬品を使用して
   症状の緩和を図るよう勧める必要がある。
2. 服用する購入者本人の状態や様子全般から得られる情報は、購入者の状況把握の手がかり
   とはならない。
3. 購入者から確認しておきたい基本的なポイントの一つに、医薬品を使用する人が過去に
   アレルギーや医薬品による副作用等の経験があるかという事項がある。

1. 購入者があらかじめ購入する医薬品を決めているときには、宣伝広告や販売価格に基づいて
   漠然と選択している場合であっても、登録販売者からの働きかけは必要ない。
2. 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、
   効果が表れるまで一般用医薬品の使用を継続するよう促すのが望ましい。
3. 可能な限り、購入者側の個々の状況の把握に努めることが重要となる。

1. 情報提供は必ずしも医薬品の販売に結びつけるのではなく、医薬品の使用によらない対処を
   勧めることが適切な場合がある。
2. 一般用医薬品の場合、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らない
   ことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。
3. 情報提供は、説明した内容が生活者にどう理解され、行動に反映されているかなどの
   実情を把握しながら行うことにより、その実効性が高まる。

1. サリドマイド製剤は、催眠鎮静剤等として販売されたが、サリドマイドの副作用として
   血管新生を妨げる作用があった。
2. 海外の企業から勧告や警告が発せられた後の、日本におけるサリドマイド製剤の出荷停止、
   販売停止及び回収措置等の対応の遅さが問題視された。
3. サリドマイドの光学異性体のうち、R体のみを分離して製剤化すれば、S体に変換される
   ことはないので、催奇形性を避けることができる。

1. HIVは、プリオンの一種である。
2. HIV訴訟において、和解が成立した例はない。
3. HIV訴訟において、被告となったのは国のみである。

1. CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介して亜急性脊髄視神経症に
   罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
2. スモン訴訟は、解熱鎮痛薬として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、
   薬物依存を形成したことに対する損害賠償訴訟である。
3. サリドマイド訴訟やスモン訴訟は、医薬品副作用被害救済制度が創設される契機となった。

1. 一般用医薬品の副作用の程度は様々であるが、それが原因で死亡に至ることもある。
2. これまでの使用経験を通じて副作用被害は科学的に解明されており、未知の副作用が
   生じることはない。
3. 医薬品の販売に従事する専門家を含め、関係者が医薬品の安全性の確保に最善の努力を
   重ねていくことが重要である。