登録販売者:過去問[東京]H23-9

主な医薬品とその作用【問081~090】

【問081】

次は、鼻炎用内服薬に用いられる成分に関する記述である。( a )、( b )にあてはまる字句と
して、正しい組合せはどれか。

(a )は、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する( b )の働きを抑える
ことによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として用いられる。

No a b
1 塩酸メチルエフェドリン 副交感神経系
2 塩酸メチルエフェドリン 交感神経系
3 塩酸プソイドエフェドリン 副交感神経系
4 ベラドンナ総アルカロイド 交感神経系
5 ベラドンナ総アルカロイド 副交感神経系

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問082】

鼻炎用点鼻薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 塩酸ナファゾリンは、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘
    膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。
  2. 塩化ベンザルコニウムは、ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁の症状を緩和する
    ことを目的として用いられる。
  3. 塩酸フェニレフリンは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。
  4. クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等
    による鼻アレルギー症状の緩和を目的として用いられる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問083】

眼科用薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. マレイン酸クロルフェニラミンは、眼粘膜の蛋白質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護
    することを目的として用いられる。
  2. イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善することを
    目的として用いられる。
  3. スルファメトキサゾールは、ヒスタミンの働きを抑えることにより、目の痒みを和らげることを目的として用いられる。
  4. メチル硫酸ネオスチグミンは、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの
    働きを助けることで、目の調節機能を改善することを目的として用いられる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問084】

外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. エアゾール剤は、目の周囲や粘膜(口唇等)への使用は避けることとされている。
  2. 温感刺激成分を主薬とする貼付剤は、入浴直後の皮膚がほてっている時に貼付することが望ましい。
  3. 打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状に対しては、冷感刺激成分が主薬として配合された
    外用鎮痛薬が適するとされる。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問085】

次は、外皮用薬に用いられるきず口等の殺菌消毒成分に関する記述である。( a )、( b )に
あてはまる字句として、正しい組合せはどれか。

( a )は、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して
殺菌作用を示すように工夫されたものである。
陽性界面活性成分である( b )は、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した後に使用する
場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。

No a b
1 ポビドンヨード 塩化ベンゼトニウム
2 ポビドンヨード エタノール
3 マーキュロクロム 塩化ベンゼトニウム
4 ヨードチンキ エタノール
5 ヨードチンキ 塩化ベンゼトニウム

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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【問086】

ステロイド性抗炎症成分を有効成分とする外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を適用対象とする。
  2. みずむし、たむしに使用してよい。c
  3. 末梢組織の免疫機能を低下させることがある。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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【問087】

非ステロイド性抗炎症成分を有効成分とする外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. ピロキシカムを含有する製剤は、光線過敏症の副作用を生じることがある。
  2. インドメタシンを含有する製剤は、みずむし、たむし等又は化膿している患部への使用を避ける必要がある。
  3. ケトプロフェンを含有する製剤は、オキシベンゾンを含有する製品でアレルギー症状(発疹・発赤、痒み、かぶれ等)を
    起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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【問088】

みずむし・たむし等の要因と基礎的なケアに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. みずむしの要因となる皮膚糸状菌(白癬菌)は、足にみずむしのある人が使用したスリッパなどを介して、別の人に感染することがある。
  2. 通気性のよい靴を選び、連日同じものを履くことを避ける等の対処は、足のみずむしが発生しにくい環境作りにつながる。
  3. 爪に発生する白癬(爪白癬)は、抗真菌成分が配合された一般用医薬品の適用対象となっている。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問089】

シラミの駆除を目的として人体に直接適用されるピレスロイド系殺虫成分はどれか。

  1. メトキサジアゾン
  2. オルトジクロロベンゼン
  3. フェノトリン
  4. メトプレン
  5. ジクロルボス

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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【問090】

外皮用薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. テシットデシチンは、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示し、角質軟化薬に用いられる。
  2. 塩化カルプロニウムは、頭皮の血管を拡張し、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して
    毛髪用薬に用いられる。
  3. スルファジアジンは、プロスタグランジンの産生を抑制し、痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的
    として鎮痒消炎薬に用いられる。
  4. イブプロフェンピコノールは、吹き出物に伴う皮膚の発赤や腫れ、吹き出物(面皰)の拡張を抑える
    作用があるとされ、にきび治療薬に用いられる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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