1. デキサメタゾンやフェルビナクは、ステロイド性抗炎症成分に分類される。
2. ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象として用いられる。
3. ステロイド性抗炎症成分は、外用の場合は末梢組織（患部局所）における炎症を抑える作用を示し、特に、痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。
4. ステロイド性抗炎症成分は、末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示すことから、水痘（水疱瘡）、みずむし、たむしや化膿している患部に使用すると症状を悪化させるおそれがある。

1.(a,b)　2.(a,d)　3.(b,c)　4.(c,d)

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. ヘパリン類似物質は、患部局所の血行を促すほかに、抗炎症作用や保湿作用も期待される。
2. カンフルは、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合されている場合がある。
3. 打撲や捻挫などの急性の腫れに対しては、温感刺激成分が配合された外用鎮痛薬が適している。
4. 尿素は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 口腔咽喉薬や含嗽薬を２種類以上使用する場合、それぞれの使用に際しては、十分な時間間隔を置くべきである。
2. 歯槽膿漏薬については、外用薬のみが製造販売されている。
3. 歯痛は歯科診療を受けることを優先し、歯痛薬による対処は最小限にとどめる必要がある。
4. 口内炎用薬には、口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム（水溶性アズレン）が配合されている場合がある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

口腔内が（ ア ）になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を（ ア ）にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは（ イ ）を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品（鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等）との併用により、その作用を（ ウ ）させるおそれがある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. システインには、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがある。
2. ビタミンＣを過剰摂取することによる歯ぐきからの出血や鼻血に注意が必要である。
3. ナイアシン（ニコチン酸アミド、ニコチン酸）は、皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける栄養素である。
4. 滋養強壮保健薬は、ある程度継続して使用されることによって効果が得られる性質の医薬品であるため、効果が得られなくとも６ヶ月程度服用することが必要である。

1.(a,c)　2.(a,d)　3.(b,c)　4.(b,d)

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない。
2. 漢方薬の使用にあたって、有効性及び安全性を確保するために重要となる漢方独自の病態認識のことを「証」という。
3. 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間（１ヶ月位）継続して服用されることがある。
4. 一般用医薬品に用いることが出来る漢方処方は、現在３０００処方程度である。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1.(a,b)　2.(a,c)　3.(b,d)　4.(c,d)

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. ヒトが、有機リン系殺虫成分に高濃度又は多量に曝露した場合、縮瞳や呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。
2. 有機塩素系殺虫成分は、除虫菊の成分から開発された成分であり、比較的速やかに自然分解するため残効性が低く、家庭用殺虫剤に広く用いられている。
3. カーバメイト系殺虫成分は、アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合し、アセチルコリンエステラーゼを阻害することによって殺虫作用を示す。
4. ディートは、医薬品又は医薬部外品の忌避剤の有効成分のうち、最も効果的で、効果の持続性も高いとされているが、生後６ヶ月未満の乳児への使用を避けることとされている。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン（ｈＣＧ）の有無を調べるものである。
2. 妊娠の早期判定の補助として使用するものであり、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできない。
3. 妊娠検査薬は、検査操作を行う場所の室温が極端に高いと正確な検査結果が得られないことがあるため、使用直前まで冷蔵庫内に保管する必要がある。
4. 妊娠検査薬を使用することにより、正常な妊娠か否かについて判別可能である。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用