登録販売者:過去問[鳥取,島根,岡山,広島,山口・香川,高知,愛媛共通]令和4-4

人体の働きと医薬品【問031~040】

登録販売者の試験問題について、鳥取,島根,岡山,広島,山口,香川,愛媛,高知は出題内容が共通です。 ※令和4年度は、中国エリアと四国エリアが同一の出題内容です。 ※徳島県は令和元年度より関西広域連合の出題内容と共通となりました。

【問031】

中枢神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
  2. 小児では、血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。
  3. 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
  4. 脊髄は、脳と末梢の間で刺激を伝えており、末梢からの刺激に対して常に脳を介して刺激を返している。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問032】

交感神経系が活発になっているとき、効果器とその効果器に及ぼす作用について、正しいものの組み合わせはどれか。

【効果器】 【作用】
瞳孔収縮
気管、気管支 拡張
肝臓 グリコーゲンの合成
汗腺 発汗亢進

1( a,b ) 2( a,d ) 3( b,c ) 4( b,d ) 5( c,d )

※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問033】

医薬品の吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 皮膚に適用する医薬品の場合、皮膚表面から循環血液中へ移行する量が少ないため、適用部位以外にアレルギー性の副作用が現れることはない。
  2. 錠剤、カプセル剤等の固形剤の場合、特殊なものを除き、胃で有効成分が溶出するものが大部分である。
  3. 坐剤は、肛門から医薬品を挿入して、直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものであり、内服の場合よりも全身作用がゆっくり現れる。
  4. 全身作用を目的としない内服薬であっても、消化管内を通過する間に結果的に吸収されてしまうものがある。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問034】

医薬品の代謝及び排泄に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 最近の研究により、小腸などの消化管粘膜や腎臓には、代謝活性がないことが明らかにされている。
  2. 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、全身循環に入る前に、肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受ける。
  3. 多くの有効成分は血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しているが、血漿タンパク質との結合は速やかかつ可逆的である。
  4. 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくい。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問035】

医薬品の剤形に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. トローチやドロップは、薬効を期待する部位が口の中や喉である場合が多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
  2. チュアブル錠は、表面がコーティングされているので、噛み砕かずに水などで服用する。
  3. 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくいという特徴がある。
  4. 貼付剤は、適用部位に有効成分が一定時間留まるため、薬効の持続が期待できる。

1( a,b ) 2( a,d ) 3( b,c ) 4( b,d ) 5( c,d )

※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問036】

医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 肝機能障害には、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものがある。
  2. 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
  3. 黄疸とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
  4. 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問037】

偽アルドステロン症に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 体内にカリウムが貯留し、体から塩分(ナトリウム)と水が失われることにより生じる病態である。
  2. 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。
  3. 主な症状に、手足の脱力、血圧低下、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ等がある。
  4. 小柄な人や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問038】

呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 喘息は、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じるものである。
  2. 間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用開始から1~2時間程度で起きることが多い。
  3. 間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症に移行することがある。
  4. 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問039】

泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 医薬品の副作用による腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える、むくみ(浮腫)等の症状が現れることがある。
  2. 交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
  3. 医薬品の副作用による排尿困難や尿閉は、男性に現れるが、女性には現れない。
  4. 医薬品の副作用による膀胱炎様症状には、尿の回数増加、排尿時の疼痛、残尿感等がある。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問040】

皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 接触皮膚炎は、原因となる医薬品と接触してから発症するまでの時間が様々である。
  2. 接触皮膚炎は、原因となる医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じる。
  3. 光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。
  4. 薬疹は、外用薬によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいい、内服薬では起こらない。
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※登録販売者 令和4年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です