体力中等度以下で、冷え症、貧血気味、神経過敏で、動悸、息切れ、ときにねあせ、頭部の発汗、口の渇きがあるものの更年期障害、血の道症、不眠症、神経症、動悸、息切れ、かぜの後期の症状、気管支炎に適すとされる。
まれに重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られている。

1. 温経湯
2. 当帰芍薬散
3. 桂枝茯苓丸
4. 四物湯
5. 柴胡桂枝乾姜湯

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

この女性に対する登録販売者の対応に関する 記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

1. この医薬品は１２歳未満の小児には使用できないことから、本人が使用することを確認した。
2. 授乳中の人は 、 この医薬品を服用しないか、服用する場合は授乳を避ける必要があると購入者に説明した。
3. この医薬品には、鎮咳成分、去痰成分及び抗ヒスタミン成分が含まれることを説明した。
4. この医薬品を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けるよう説明した。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. プソイドエフェドリン塩酸塩が配合されている場合は、長期間にわたって連用した場合、薬物依存につながるおそれがある。
2. 鼻腔における副交感神経の働きを抑えることで、鼻汁の分泌やくしゃみを抑えることを目的として、ベラドンナ総アルカロイドが配合されている場合がある。
3. クレマスチンフマル酸塩が配合されている場合は、抗ヒスタミン作用以外にコリン作用（アセチルコリンに類似した作用）も示すため、使用には注意が必要である。
4. 鼻粘膜の血管を拡張させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、フェニレフリン塩酸塩が配合されている場合がある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 鼻炎用内服薬と鼻炎用点鼻薬は、同じ成分または同種の作用を有する成分が重複することもあり、医薬品の販売等に従事する専門家はそれらが併用されることのないよう注意が必要である。
2. アトピー性皮膚炎が疑われる場合やその診断が確定している場合は、医師の受診を勧めることが重要である。
3. 皮膚感染症による湿疹の痒み症状に対しては、アレルギー用薬を使用して症状の緩和を図るのではなく、皮膚感染症そのものへの対処を優先する必要がある。
4. 医療機関での検査によりアレルゲンを厳密に特定した場合は、医師の指導の下、減感作療法が行われることがある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑えることにより、鼻アレルギー症状を緩和することを目的として、配合されている場合がある。
2. クロルフェニラミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンとヒスタミン受容体との結合を妨げることにより、鼻アレルギー症状を緩和することを目的として、配合されている場合がある。
3. テトラヒドロゾリン塩酸塩は、鼻粘膜を通っている血管を拡張させる作用を示すため、鼻粘膜症状の緩和を目的として配合されている場合がある。
4. アドレナリン作動成分を含む鼻炎用点鼻薬は、長期連用は避けることとされており、３日間位使用しても症状の改善がみられない場合には、使用を中止して医療機関を受診するなどの対応が必要である。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。
2. 点眼薬は、結膜嚢（結膜で覆われた眼瞼の内側と眼球の間の空間）に適用するものであるが、１滴の薬液量は結膜嚢の容積の５０％程度に設定されている。
3. 点眼薬は無菌的に製造されるが、法の規定により必ず防腐剤が配合されている。
4. 点眼後は、しばらくまばたきを繰り返して、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるとよい。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. ネオスチグミンメチル硫酸塩は、毛様体におけるアセチルコリンの働きを抑えることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
2. ヒスタミンの働きを抑えることにより、目の痒みを和らげることを目的として、ケトチフェンフマル酸塩が配合されている場合がある。
3. パンテノールは、結膜の充血を改善するのに必須なビタミン成分である。
4. イプシロン アミノカプロン酸は、目の乾きを改善する有効成分として眼科用薬に用いられる。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. サリチル酸グリコールは、局所刺激により患部の血行を促し、また末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらす。
2. トコフェロール酢酸エステルは、患部局所の血行を促す目的で配合されているが、血液凝固を抑える働きもあるため、血友病などの出血性血液疾患の診断を受けた人では使用を避ける。
3. メントールは、冷感刺激成分であり、患部の血行を促す効果や鎮痛・鎮痒効果を期待して配合されている。
4. 本剤は、打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状には適さない。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 紫雲膏は、ひび、あかぎれ、しもやけ、うおのめ、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎に適すとされる。
2. ナファゾリン塩酸塩は、創傷面に浸透して、血管を収縮させることによって創傷面からの出血を抑制する効果がある。
3. サリチル酸は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。
4. イブプロフェンの誘導体であるイブプロフェンピコノールは、吹き出物に伴う皮膚の発赤や腫れを抑えるほか、鎮痛作用も期待して配合される。

１（ａ、ｂ）２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれ等を生じやすくなる。
2. スプレー剤やエアゾール剤は、できるだけ吸入しないよう、口や鼻から遠ざけ、患部の至近距離から噴霧することが望ましい。
3. 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、有効成分の浸透性が高い液剤が適している。
4. 温感刺激成分が配合された外皮用薬は、貼付部位をコタツ等の保 温器具で温めると強い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用