登録販売者:過去問[鳥取,島根,岡山,広島,山口共通]H30-3

人体の働きと医薬品【問021~030】

登録販売者の試験問題について、鳥取,島根,岡山,広島,山口は出題内容が共通です。

【問021】

小腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。
  2. 回腸は、胃から連なる約25cmのC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管の開口部
    があり、膵液を腸管内へ送り込んでいる。
  3. 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が空腸、残り約60%が回腸であるが、明確な境目はない。
  4. 小腸の運動によって、内容物が消化液(膵液、胆汁、腸液)と混和されながら大腸へと送られ、
    その間に消化と栄養分の吸収が行われる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問022】

膵液に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
なお、2箇所の( c )内はいずれも同じ字句が入る。

膵す液は、消化酵素の前駆体タンパクであり消化管内で活性体である( a )に変換される( b )のほか、
デンプンを分解する( c )(膵液( c ))、脂質を分解する( d )など、多くの消化酵素を含んでいる。

No a b c d
1 トリプシン トリプシ
ノーゲン
アミラーゼ リパーゼ
2 トリプシ
ノーゲン
トリプシン リパーゼ アミラーゼ
3 トリプシン トリプシ
ノーゲン
リパーゼ アミラーゼ
4 トリプシ
ノーゲン
トリプシン アミラーゼ リパーゼ

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問023】

胆嚢及び肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 肝臓は、胆嚢で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官である。
  2. 胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等を排出する役割がある。
  3. 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンB6やビタミンB12等のほか、ビタミンAやビタミンD等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
  4. アルコールは、胃や小腸で吸収され、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問024】

心臓及び血管系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 心臓は、心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置する。
  2. 心臓の内部は上部左右の心室、下部左右の心房の4つの空洞に分かれている。
  3. 心臓の右側部分(右心房、右心室)は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
    肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出される。
  4. 心臓から拍出された血液を送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る血管を動脈という。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問025】

血漿に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
なお、2箇所の( a )、( b )内はそれぞれ同じ字句が入る。

90%以上が水分からなり、( a )、( b )等のタンパク質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
( a )は、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体
としての役割を担う。
( b )は、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、
ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
( c )は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパク質を形成し、血漿中に分散している。

No a b c
1 グロブリン アルブミン 脂質
2 アルブミン グロブリン 糖質
3 アルブミン グロブリン 脂質
4 グロブリン アルブミン 糖質

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問026】

白血球に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 好中球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。
  2. 単球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。
  3. 体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞であり、アレルギーに関与するものはない。
  4. 感染や炎症などが起きると全体の数が増加するとともに、種類ごとの割合も変化する。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問027】

脾臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 握りこぶし大のスポンジ状臓器で、胃の後方の左上腹部に位置する。
  2. 主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。
  3. 古くなって柔軟性が失われた赤血球は、脾臓内の網目構造をすり抜け、マクロファージ(貪食細胞)によって壊される。
  4. リンパ球が増殖、密集する組織(リンパ組織)があるが、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫応答には関与しない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問028】

腎臓に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
  2. 心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れており、血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節も行われている。
  3. 内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
  4. 糸球体から1本の尿細管が伸びて、ボウマン嚢と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成している。

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問029】

目に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に一定の圧(眼圧)を生じさせている。
  2. 網膜には光を受容する細胞(視細胞)が密集していて、個々の視細胞は神経線維につながり、それが束なって眼球の後方で視神経となる。
  3. 強膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなるが、結膜が充血したときは、眼瞼の裏側は赤くならない。
  4. 角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶが、
    主に硝子体の厚みを変化させることによって、遠近の焦点調節が行われている。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問030】

鼻及び耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎という。
  2. 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する
    部分(半規管)に分けられる。
  3. 鼓室は、耳管という管で鼻腔や咽頭と通じている。
  4. 外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが
    混じって耳垢(耳あか)となる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

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