登録販売者:過去問[鳥取,島根,岡山,広島,山口共通]H29-10

主な医薬品とその作用【問091~100】

登録販売者の試験問題について、鳥取,島根,岡山,広島,山口は出題内容が共通です。

【問091】

眼科用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. ヒアルロン酸ナトリウムは、有効成分としてではなく、添加物(粘稠化剤)として用いられ、コンド
    ロイチン硫酸ナトリウムと結合することにより、その粘稠性を高める。
  2. クロモグリク酸ナトリウムは、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。
  3. サルファ剤は、ウイルスや真菌の感染による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の
    症状の改善を目的として用いられる。
  4. パンテノールは、自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果を期待して用いられる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問092】

外皮用薬の殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. オキシドールの作用は、二酸化塩素の分解に伴って発生する活性酸素による酸化、及び発生する酸素による泡立ちによる物理的な洗浄効果である。
  2. ヨウ素の殺菌力は、アルカリ性になると低下するため、石鹸と併用する場合には、石鹸分をよく
    洗い落としてから使用するべきである。
  3. ベンザルコニウム塩化物は、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した
    後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。
  4. エタノールは、アルコール分が微生物のタンパク質を変性させ、一般細菌類、ウイルスには
    殺菌消毒作用を示すが、真菌類には効果がない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問093】

非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. フェルビナクには、殺菌作用があり、皮膚感染症にも効果があるため、みずむし、たむし等又は
    化膿している患部への使用が推奨されている。
  2. ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間及び使用後も当分の間は、天候にかかわらず、戸外活動を避ける必要がある。
  3. 皮膚が弱い人がインドメタシン含有の貼付剤を使用する際には、あらかじめ1~2cm角の小片を
    腕の内側等の皮膚の薄い部位に半日以上貼ってみて、皮膚に異常を生じないことを確認することが推奨されている。
  4. ウフェナマートの副作用として、冷刺激感、冷感、湿潤感が現れることがある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問094】

頭皮・毛根に作用する配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用を示し、
    頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
  2. カシュウは、タデ科のツルドクダミの塊根を基源とする生薬で、抗菌、血行促進、抗炎症などの
    作用を期待して用いられる。
  3. ヒノキチオールは、ヒノキ科のタイワンヒノキ等から得られた粉末成分で、頭皮における脂質代謝を
    高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
  4. チクセツニンジンは、ウコギ科のトチバニンジンの根茎を、通例、湯通ししたものを基原とする
    生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問095】

歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 齲蝕(むし歯)により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを
    目的として、局所麻酔成分であるセチルピリジニウム塩化物が用いられる。
  2. サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。
  3. 齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として、殺菌消毒成分であるオイゲノールが用いられる。
  4. カミツレは、冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して用いられる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問096】

ビタミン成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. ビタミンEは、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
  2. ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  3. ビタミンB1は、下垂体や副腎系に作用してホルモン分泌の調節に関与するとされている。
  4. ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問097】

禁煙補助剤の使用を避ける必要がある者の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. うつ病と診断されたことのある人
  2. 母乳を与える女性
  3. 3ヶ月以内の心筋梗塞発作がある人
  4. 脳梗塞・脳出血等の急性期脳血管障害がある人

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問098】

消毒薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 次亜塩素酸ナトリウムは、金属腐食性があるとともに、プラスチックやゴム製品を劣化させる。
  2. ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、揮発性で引火しやすく、また、広範囲に長時間使用する場合には、蒸気の吸引にも留意する必要がある。
  3. 日本薬局方に収載されているクレゾール石鹸液は、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。
  4. ポリアルキルポリアミノエチルグリシン塩酸塩は、有機塩素系殺菌消毒成分であり、プール等の
    大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問099】

衛生害虫の防除に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. シラミの医薬品による防除の方法では、殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。
  2. 燻蒸処理を行う場合、ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しやすく、一度で十分な殺虫効果を示
    すため、もう一度燻蒸処理を行う必要はない。
  3. 室内の換気を改善するとともに、湿度を上げることも、ダニの大量発生の防止につながる。
  4. ハエの防除の基本は、幼虫(ウジ)の防除であるが、厨芥(生ごみ)がビニール袋に入っている
    などして薬液が浸透しない場合は、主に成虫の防除を行うことになる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問100】

妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 採尿のタイミングとして、尿中のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が検出されやすい早朝尿
    (起床直後の尿)が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないことがある。
  2. 高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、非特異的な反応が生じて擬陰性を示すことがある。
  3. 絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもhCGが分泌され、検査結果が陽性となることがある。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

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