登録販売者:過去問[鳥取,島根,岡山,広島,山口共通]H29-9

主な医薬品とその作用【問081~090】

登録販売者の試験問題について、鳥取,島根,岡山,広島,山口は出題内容が共通です。

【問081】

高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善、血中コレステロール異常に伴う末梢血
    行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として使用される。
  2. 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
  3. ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロール
    エステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問082】

循環器用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. ヘプロニカートは、ピルビン酸が遊離し、そのピルビン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
  2. ユビデカレノンは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。
  3. コウカには、末梢の血行を促して鬱血を除く作用があるとされる。
  4. ルチンは、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問083】

貧血に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 一般的な症状として、疲労、動悸、息切れ、血色不良、頭痛、耳鳴り、めまい、微熱、皮膚や粘膜
    の蒼白(青白くなること)、下半身のむくみ等が現れる。
  2. 鉄分の摂取不足を生じても、ただちに貧血の症状は現れないが、持続的に鉄が欠乏すると、ミオグロビンが減少して貧血症状が現れる。
  3. 鉄欠乏状態を生じる要因としては、日常の食事からの鉄分の摂取不足及び鉄の消化管からの吸収障害
    による鉄の供給量の不足、消化管出血等が挙げられる。
  4. 体の成長が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦・母乳を与える
    女性では、鉄欠乏状態を生じやすい。

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問084】

痔及び痔疾用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 痔疾用薬のうち注入軟膏は、その成分が直腸粘膜から吸収されて循環血流中に入ることはない。
  2. 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分
    等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。
  3. 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられることがある。
  4. 直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、直腸粘膜にできた内痔核は自覚症状が少ない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問085】

痔の薬の配合成分とその配合目的の関係が正しいものの組み合わせはどれか。

(配合成分) (配合目的)
a アラントイン 殺菌消毒
b 酸化亜鉛 粘膜の保護・止血
c ビタミンE 末梢血管の血行改善
d カンフル 組織修復

  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問086】

以下の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適するものはどれか。

体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に
適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  1. 竜胆瀉肝湯
  2. 六味丸
  3. 八味地黄丸
  4. 牛車腎気丸

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問087】

婦人薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. トウキは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
  2. グルクロノラクトンは、滋養強壮作用を目的として配合されている場合がある。
  3. エストラジオールは、乳汁中には移行しないため、母乳を与える女性も使用してよい。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問088】

蕁麻疹に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2箇所の( a )内はいずれも同じ字句が入る。

蕁麻疹については、アレルゲン(抗原)との接触以外に、皮膚への物理的な刺激等によって( a )が( b )から
遊離して生じるものも知られている。また、食品が傷むと( a )に類似した物質が生成することがあり、そうした食品
を摂取することによって生じる蕁麻疹もある。

No a b
1 ヒスタミン 貪食細胞
2 ヒスタミン 肥満細胞
3 ヒスチジン 肥満細胞
4 ヒスチジン 貪食細胞

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問089】

アレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 医療機関でモノアミン還元酵素阻害剤を処方されて治療を受けている人が、プソイドエフェドリン
    塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬を使用した場合、体内でのプソイドエフェドリンの代謝が妨げられて、副作用が
    現れやすくなるおそれが高い。
  2. ジフェンヒドラミンを含む成分については、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して
    乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
  3. 辛夷清肺湯は、体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、
    慢性鼻炎、蓄膿症に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問090】

鼻に用いる薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 点鼻薬は局所(鼻腔内)に適用されるものであるが、成分が鼻粘膜を通っている血管から吸収されて
    循環血液中に入りやすく、全身的な影響を生じることがある。
  2. スプレー式鼻炎用点鼻薬は、噴霧後に鼻汁とともに逆流する場合があるので、使用前に鼻をよくかんでおく必要がある。
  3. 抗アレルギー成分は、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効であり、3日間使用して
    症状の改善がみられないような場合には、アレルギー以外の原因による可能性が考えられる。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

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