1. かぜはウイルス（ライノウイルス、コロナウイルスなど）の感染が原因で、細菌の感染は原因とはならない。
2. 急激な発熱を伴う場合や、症状が４日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。
3. かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではな
   く、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図る対症療法薬である。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

このかぜ薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. イブプロフェンは、消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍潰瘍性大腸炎又はクローン病の既往歴がある人では再発を招くおそれがある。
2. ヨウ化イソプロパミドは、抗コリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている。
3. デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑えることを目的として配合されている。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされるが、消化器系の副作用（食欲不振、胃部不快感等）が現れやすい等の理由で、胃腸虚弱で冷え症の人には不向きとされる。

1. 茵蔯蒿湯
2. 麦門冬湯
3. 当帰飲子
4. 釣藤散

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用であり、他の解熱鎮痛成分では起こらない。
2. アスピリンには、血液を凝固しにくくさせる作用がある。
3. アスピリンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 飲酒とともにブロモバレリル尿素を含む催眠鎮静薬を服用すると、その薬効や副作用が減弱されるおそれがある。
2. ジフェンヒドラミン塩酸塩などの抗ヒスタミン成分を含有する医薬品を服用後は、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させてはならない。
3. 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
4. 酸棗仁湯は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているため、１週間位服用
   して症状の改善がみられない場合でも、１ヶ月位服用を継続する必要がある。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 脳の緊張を低下させることで、眠気防止の効果をもたらす。
2. 摂取されたカフェインは、乳汁中に移行しない。
3. 眠気防止薬におけるカフェインの1 回摂取量はカフェインとして200 mg、１日摂取量はカフェインとして500 mg が上限とされている。
4. 反復摂取により依存を形成するという性質がある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 乗物酔い防止薬には、主として吐きけを抑えることを目的とした成分も含まれるため、つわりに伴う吐きけへの対処として使用することが推奨されている。
2. ジフェニドール塩酸塩は、日本においては専ら抗めまい成分として用いられている。
3. メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が短い。
4. 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、ジプロフィリンが配合されている場合がある。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

この小児鎮静薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. ジャコウは、緊張や興奮を鎮め、また血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。
2. レイヨウカクは、ウシ科のサイカレイヨウ（高鼻レイヨウ）等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。
3. カンゾウは、他の医薬品や一般食品等にも広く用いられているため、購入者に対して、摂取されるグリチルリチン酸の総量が継続して多くならないよう注意を促すことが重要である。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 柴朴湯
2. 半夏厚朴湯
3. 五虎湯
4. 麻杏甘石湯

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. コデインリン酸塩水和物は、胃腸の運動を低下させる作用を示し、副作用として便秘が現れることがある。
2. メチルエフェドリン塩酸塩は、気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
3. カルボシステインは、気道の炎症を和らげることを目的として配合されている。
4. トラネキサム酸は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用