登録販売者:過去問[鳥取,島根,岡山,広島,山口共通]H27-4

人体の働きと医薬品【問031~035】

登録販売者の試験問題について、鳥取,島根,岡山,広島,山口は出題内容が共通です。

【問031】

下表は、各臓器・器官(効果器)に対する交感神経系の働きについて示している。
( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

効果器 交感神経系
( a )
気管支 ( b )
肝臓 ( c )

No a b c
1 血管の収縮 拡張 グリコーゲンの分解
2 胃液分泌亢進 拡張 グリコーゲンの合成
3 胃液分泌亢進 収縮 グリコーゲンの分解
4 胃液分泌亢進 収縮 グリコーゲンの合成
5 血管の収縮 収縮 グリコーゲンの合成

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問032】

末梢神経系に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに( a )して働き、一方が活発になっているときには他方は活動を
抑制して、効果器を制御している。交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、汗腺を支配する
交感神経を除き、( b )であり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は( c )である。

No a b c
1 拮抗 ノルアドレナリン アセチルコリン
2 共同 ノルアドレナリン アセチルコリン
3 拮抗 アセチルコリン ノルアドレナリン
4 共同 アセチルコリン ノルアドレナリン

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問033】

医薬品の有効成分の吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 一般に、消化管からの吸収は、濃度の低い方から高い方へ受動的に拡散していく現象である。
  2. 有効成分によっては消化管の粘膜に障害を起こすものもあるため、食事の時間と服用時期との関係
    が、各医薬品の用法に定められている。
  3. 内服以外の用法で使用される医薬品には、適用部位から有効成分を吸収させて、全身作用を発揮
    させることを目的とするものがあるが、その例として坐剤があげられる。
  4. 眼の粘膜に適用する点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、場合に
    よっては点眼する際には目頭の鼻涙管の部分を押さえることによって、有効成分が鼻に流れるのを防ぐ必要がある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問034】

医薬品の代謝、排泄に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 代謝とは、物質が体内で化学的に変化することである。
  2. 肝機能が低下した人では医薬品を代謝する能力が低いため、正常な人に比べて全身循環に到達
    する有効成分の量がより少なくなる。
  3. 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が促進され、血中濃度が
    下がりやすい。
  4. 有効成分と血漿タンパク質との複合体は腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中
    に留まる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(b,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(a,d)

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問035】

医薬品の剤型、適切な使用方法に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 錠剤のように固形状に固めず、小さな粒状にしたものを散剤、粉末状にしたものを顆粒剤という。
  2. カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンは、ブタなどのタンパク質を主成分としている
    ため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
  3. 錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効発現の前提となるので、例外的
    な場合を除いて、口中で噛み砕いて服用してはならない。
  4. 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、消化管から吸収
    されにくいという特徴がある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(b,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(a,d)

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問036】

全身的に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
  2. 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が
    比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。
  3. 医薬品により生じる肝機能障害のうち、黄疸とは、グリコーゲンが胆汁中へ排出されず血液中に
    滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
  4. 医薬品の使用が原因で血液中の血小板が減少し、鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ(紫斑)等
    の症状が現れることがある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問037】

消化器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句
の正しい組み合わせはどれか。
なお、2箇所の( b )内はいずれも同じ字句が入る。

医薬品の副作用により胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態を( a )という。
腸管自体は閉塞していなくても、医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛やガス排出(おなら)の
停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。これを( b )という。( b )は、小児や高齢者のほか、普段
から便秘傾向のある人は、発症のリスクが( c )。

No a b c
1 消化性潰瘍 イレウス様症状 高い
2 イレウス様症状 消化性潰瘍 高い
3 消化性潰瘍 イレウス様症状 低い
4 イレウス様症状 消化性潰瘍 低い

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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【問038】

循環器系に現れる医薬品の副作用等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液
    が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
  2. 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
  3. 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
  4. 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が
    高い医薬品を使用してはならない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問039】

泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

副交感神経系の機能を( a )する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮
が( b )され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
これが進行すると、尿意があるのに尿が全く出なくなったり(尿閉)、下腹部が膨満して激しい痛みを感
じるようになる。これらの症状は、( c )報告されている。

No a b c
1 亢進 抑制 男性に限らず女性においても
2 亢進 抑制 男性に限られることが
3 亢進 亢進 男性に限らず女性においても
4 抑制 亢進 男性に限られることが
5 抑制 抑制 男性に限らず女性においても

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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【問040】

皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 接触皮膚炎は、いわゆる「肌に合わない」という状態であり、同じ医薬品が触れても発症するか
    否かはその人の体質によって異なる。
  2. 接触皮膚炎は、通常は1週間程度で症状は治まるが、再びその医薬品に触れると再発する。
  3. 薬疹は、医薬品を使用してから1~2週間までの間に起き、長期間使用してから生じることはない。
  4. 薬疹は、皮膚以外に眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることがある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

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